原理と構造Principle and structure of electrodeless lamp

無電極ランプの発光原理

発光原理と構造
  • ①インバータで130kHzに変換された高周波電流が誘導コイルに送られる。
  • ②電磁誘導によりランプに磁場が発生し電子が超音速で移動する。
  • ③「電子」と「水銀原子」の衝突で紫外線を放出。
  • ④ガラス管の内側に塗布した3波長の蛍光物質に紫外線が透過することで可視光線となり周囲を明るく照らす。

構造上、電極等の消耗部分を持たないので長寿命!

3波長によって、物が持つ本来の自然な色合いを表現できる!

【照明器具の処分について】
無電極照明にはランプに微量の水銀が含まれており、蛍光灯と同様に“水銀使用製品産業廃棄物”に該当します。
廃棄の際は蛍光灯と同様に、「本体器具」と「ランプ」は別々に処分をする必要があります。

処分方法はこちら

電子レンジでランプが発光する様子

フィラメントのないこの無電極放電ランプには、従来の蛍光ランプに比べ、電極の消耗がないという特徴があるため、6万時間という著しい長寿命を実現しました。 物理的ダメージによりガラス管の真空状態が維持できなくなり、封入ガスが漏れるまで、不点灯になることはありません。
また、特殊コーティングの採用により、従来の蛍光ランプに比べ蛍光体の劣化が極めて小さくなっており、長時間にわたり光束維持率を高く維持することを実現しています。


瞬間点灯、瞬間再点灯の様子

加えて、ランプに純水銀ではなくアマルガム合金の水銀を封入していることが挙げられます。 アマルガムを採用することにより、純水銀を使用する通常の蛍光ランプなどに比べて、器具内温度が高くなっても光束が低下しないように設計されています。
さらに、3波長形蛍光体を採用することにより、平均演色評価数はRa80と高演色のため、照射された空間を快適に保つことができること、専用インバータと組み合わせた照明システムのため、 瞬時点灯・瞬時再点灯が容易に可能となること、均一な配光とチラツキの少ない光が得られること、など様々な特徴を兼ね備えています。


プロライトの特徴

プロライトは水銀灯と違い、瞬時に点灯しますので使う時に点灯、使わない時はこまめに消灯することで更に節電が可能です。
主に天井が高い倉庫や工場用の照明として設置実績も増えてきており、認知度もますます上がってきています。